三斗小屋温泉☆日本最古の山岳温泉宿「大黒屋」で温泉を堪能してきた!!

宿泊登山

こんにちは!きなこぱんです!

登山をする人にとって温泉付きの山小屋ってとても魅力的ですよね。
私は2023年11月に、那須の三斗小屋温泉である「大黒屋」へ宿泊してきました。登山歴6年の私が数々行った山小屋の中でもトップ3に入る良い宿でしたのでご紹介させていただきます!

この記事では以下のような人がおすすめ!
・大黒屋の雰囲気が知りたい!
・山の中の温泉宿って山小屋と違うの?
・どうやって行くの?

おすすめポイントに加え、登山ルートや宿泊予約方法などについても解説していきます。

それでは、そうぞ!!

おすすめポイント4つ

➀レトロな雰囲気が素敵

ランプの宿といわれることもあり、廊下のあらゆるところにランプが設置されています。木目の床や壁にランプの光がじんわりと灯されて、どこか懐かしいノスタルジックな雰囲気です。

部屋は個室になっていて、畳の和室です。こたつは豆炭こたつで、チェックインするとスタッフの方が熱々の豆炭を部屋まで持ってきてくれます。こたつの上には温かいお茶が入れられるようになっていて、茶菓子まで!!布団はフカフカの羽毛布団があるので夜は意外と温かい!

②源泉かけ流しの温泉が最高過ぎる


温泉の写真は用意できませんでしたが、上の写真のようなひのき風呂と岩風呂の2種類のお風呂場があります。1時間で男女が入れ替わるシステムで、入浴時間は14時~20時半、朝6時~7時。思う存分入ろうと到着後、夕食前、就寝前、起床後と計4回も温泉に入りました(笑)部屋が寒く、冷えた身体に温泉が染み渡り最高に気持ちが良いです。温泉のおかげでポカポカした状態で過ごすことができました。

③手作りの温かい食事

食堂のような所はなく、自分の部屋まで食事を持ってきてもらえます。
部屋でゆっくり寛いで食べられるのは嬉しいですよね。

夕食

・ご飯
・舞茸の味噌汁
・鮭のフライ タルタルソース(おそらく自家製)
・豚の角煮
・ほうれん草のおひたし
・湯葉の揚げ出し
・オレンジ

街の定食屋さんみたいなラインナップ!山奥で食事を提供してもらえるだけで大変ありがたいのですが、このように手の凝った料理が登場するとは!!感動しちゃいました。

朝食

・ご飯
・油揚げ味噌汁
・温泉卵
・納豆
・ウィンナーのブロッコリー添え
・きゅうりの浅漬け
・のり

ご飯に合うおがずが色々あってご飯が進みます♪ここのお米は新米だったんでしょうか、とても美味しかったです。

カフェメニュー

「バナナとアイスクリームのガレット」
コーヒーも提供していて、お部屋でカフェタイムもできちゃうんです♪
ガレットの生地はしっかりそば粉の風味が感じられて本格的。

④スタッフのおもてなしが温かい

チェックインの時には、「冷えているだろうから温泉に入ってきたらいいですよ~😊」と暖かく迎え入れてくれました。その後もスタッフの方に会うと「寒くないですか?」や「看板の前で写真撮りますか?」等々お忙しいのに親切な方々ばかりでほっこりしました。部屋の雰囲気も相まって田舎のおばあちゃんの家に行ったような雰囲気で居心地のいい宿でした。

三斗小屋温泉へのアクセス方法


東北自動車道 那須高原スマートIC→沼ッ原湿原駐車場
沼ッ原湿原駐車場:トイレあり

登山ルート

ロープウェイを使用したルートもありますが、2日目が強風になる予報でしたので、風の影響を受けにくい沼ッ原湿原登山口からのルートにしました。

【1日目】4時間30分(休憩なし) 距離10.2㎞
沼ッ原湿原登山口 → 白笹山 → 南月山 → 日の出平 → 牛ヶ首 →三斗小屋温泉 大黒屋

【2日目】2時間20分 距離5.1㎞
三度小屋温泉 大黒屋 → 日の出平登山口 → 沼ッ原湿原登山口

写真と共に紹介

1時間ぐらい登って振り返った景色です。左端に登山口の沼ッ原の池が見えます。
快晴でとても気持ちがいいです(*^^*)

白笹山

ここが山頂??な白笹山です。景色は笹でゼロです…(;´・ω・)

南月山

お昼の時間に差し掛かったのでこちらで昼食を食べます。
ここに来て初めて登山者に会いました。なんだかホッとしますね。

牛ヶ首

見えているのが茶臼岳(標高1915m)です。佇まいがかっこいい!!

三斗小屋温泉 煙草屋旅館

三斗小屋温泉には2つの旅館があり、その1つがこちらの煙草屋旅館です。こちらには5年前に宿泊したことがあります。露天風呂があり、脱衣所がほぼ外にあるの状態で寒かった記憶と、夕日を眺めながら温泉に浸かってのんびりした思い出が残っています。

三斗小屋温泉 大黒屋

こちらが宿泊した大黒屋の外観です。1日目の写真がなく2日目の雪が積もった写真です。

山小屋と旅館どちらでもある

登山道を歩いていく点や、電気・ガス・水道などのインフラが完備していない点では山小屋にあたります。一方で、完全個室でゆっくり寛げる、手作りの温かい食事を部屋で食べられる、清潔なシーツにフカフカの羽毛布団で寝れることから旅館とも言えますね。

予約方法

大黒屋の公式サイトにてネット予約、あるいは電話予約

※12月~4月中旬の冬期は営業していません。最新情報を確認しましょう。

宿のミニ情報

  • スマホは圏外(硬貨で使える衛生電話あり)
  • 共有スペースにて夕方~21時まで充電可数に限りがあるためモバイルバッテリーあった方が良い
  • ドライヤーはない
  • 温泉に洗い場はない
  • 水場あり
  • 到着時と朝食時にポットにお湯がもらえる
  • 寝袋やインナーシーツ不要

※2023年11月時点の情報です

まとめ

  • レトロな雰囲気が素敵
  • 源泉かけ流しの温泉が最高過ぎる
  • 食事が美味しい
  • スタッフのおもてなしが温かい
  • 山小屋と旅館どちらでもある
  • 予約はネットか電話

おすすめのポイントがたくさんあって困りましたが、4つに絞らせていただきました。そのくらい本当にいい宿でした。行ったことがない方は是非、三斗小屋温泉の大黒屋に行ってみてください!!

最後に

先日、この那須岳のロープウェイを使用したルートで遭難者が出ました。その方は次の日に発見され、低体温症により命を落としました。丁度行ったばかりの山での悲しい出来事。ルートは違えど、判断や備えを一歩間違えればそうなり得ると、改めて山の厳しさを思い知らされました。「慣れてくる時こそ危険が潜んでいる!」「初心を忘れべからず!」と心に銘じてこれからも楽しいお山の思い出を作っていきたいと思います(*^-^*)
みなさんも気を付けながら楽しいお山旅を!!

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